定位脳手術に向けた病院の受診
結論から申し上げます。2019年9月、術式「機能的定位脳手術」という名目でフォーカルジストニア治療の為の手術をすることになりました。
前記事(症状と治療 - とあるギター弾きのジストニア忘備録)病院巡りで受診予定と記載した東京女子医科大学へ行って参りました。
予約の電話から初診まで3ヶ月を要しました。
予約の担当医は機能的脳神経外科の平孝臣先生です。
受付から待たされることも無くほぼ予約時間通りに脳神経外科のフロアへ案内されました。(前に通っていた神経内科は予約時間から受診まで90分待ちがデフォだったのでスッキリ…)
念の為ギターを持っていきました。持って行って良かったです。
平先生の受診前に別室で違う先生に症状を見てもらいました。
・ギターを実際に弾いたときの手の症状
・キーボードを打つ時の手の症状
・物を持つ際、握り込んでしまい指を掛けられず持てない現状
などをそこで説明しました。
「あ~典型的ですね」と言われました、
その後少し待たされました。廊下で一人ギターを弾いていました。弾けないのだけど
(PRS 88年製 Studioさんです)
数分待ってから平先生と対面でした。
ジストニアの手術に関する資料を貰い、リスクを含め概要説明をしていただきました。
その上で手術を受けるかどうかを問われましたが、その気で此処へ来たのでYESと応えました。
此処まで漕ぎ着ける人はきっとそういう人だけなのでしょうか、平先生もデスヨネーと言った感じのリアクションでした。
手術の期日について、女子医大だと最短で確か5~6ヶ月先になるとの事でした。
ですが、平先生が別に勤務されている埼玉の三愛病院という所では最短で9月に手術を受けられるとの事で、僕は後者を選びました。
三愛病院
帰り道に即予約の電話を入れ、翌週三愛病院を受診しました。
こちらも待ち時間なく。
この日はギターは持っていきませんでした。
再び手術を受ける事について最終確認をした後、入院予約やその説明を別の担当の方にしていただきました。
そんな2つの病院の受診記録でした。
あとはその日を待つだけの状態です。
高額医療費限度額適用認定証
お金のお話です。簡単に言うと入院、手術など込の費用を安く済ませる制度です。こちらも入院案内時に説明して頂きました。
受診翌日の出社日に勤務する会社の総務へ申し出て申請したので取り敢えず一安心でしょうか。
手術に対しての不安
・平先生曰く、10人に9人は成功するとのこと。
僕は昔からくじ運が悪いので、その一人を引くのでは
・退院後翌日から復職可能。
自宅療養とか本当に必要ないのか
・ジストニアに影響を及ぼす薬
前に通っていた神経内科で処方されたスルピリドと言う薬はジストニアの原因にもなる為に服用は避けるべきと平先生が仰っておりました。
・術日当日
ギターに関しては弦を2本だけ押さえるパワーコードすら弾けなくなっている為、もうしばらく触っておりませんでしたが、術日は局所麻酔の覚醒下で弾き手の調子を確認しながら行うので当日鈍り過ぎて解消の判別が困難になっているのではなどもまた不安です。当日までどう過ごせば良いことやら。
三愛病院は東京女子医大で平先生に紹介を受け受診しましたが、三愛病院の問診票に紹介状は無しと記載されていました。ですが、特に特別医療費を請求されることもなかったので、ジストニアに悩み定位脳手術を考えられる方は直接三愛病院を受診されたら良いのではないかと思いました。
>>記録 定位脳手術 - とあるギター弾きのジストニア忘備録