発症と判明 ※病院巡り、治療は次記事より

・フォーカルジストニアとはなんぞや

なんぞやとは言いつつ、この様な記事を読まれる方は既に嫌という程ジストニアについて調べられていると思うので割愛します。

簡単に言えば「脳の運動神経回路が異常を来し、筋肉が異常に緊張し不随運動を生じる神経障害」と解釈しています。

www.twmu.ac.jp

 

手などが自分の意志通りに動かないとかだけなので、命に関わる病気ではないですが、楽器をする人にとっては致命的とのこと。

僕は仕事で音楽はしていないので身体的には命に別条はなかったですけど、精神的にはまあ死にました

 

・発症と判明

2018年8月末、当時師事していたギタリストの元でレッスン中に突然スケールが弾けなくなり、小指を使う際に意思と関係なく肘が脇腹へ押し付ける動作をしてしまうのが最初でした。

ドレミと弾こうとするとドレファと小指が1フレットずれていました。

 

今迄も好不調は茶飯事で 今回も疲労で少しフォームが崩れただけだかなと、そのうち治るだろうと思っていました。数週間経過後も戻らず痛みなども無かったので異常を感じギター弾きの知人に相談すると「イップスってあるよね」と言われたのがセルフですが早期判明に繋がりました。

このフォーカルジストニアはあまり周知されていないのか、本人が気付かないままフォーム修正や反復練習(悪化要因)を繰り返してしまうとか。

MRIにも異常が見られない事が多く異常無しと診断されてしまい、長くて数年治療へシフト出来ず悪化の沼に嵌まってしまう方も多々居ると

 

実際僕もとある脳神経外科MRIを撮られた後、「ただの使い過ぎでしょう…」と診断されました。仕方ないとは言え、MRIはそこそこ高額なので未だに遣る瀬無いです。

 

発症原因は自分では分かっていません。

ジャズ系よりも反復練習をこなすクラシック系の奏者に発症者が多いとか、神経質や完璧主義者がなりやすいとも目にします。

発症者のブログを見た限りでは、締切に追われていたり完璧に弾かなければならないなど、精神的に追い込まれた状態で練習をひたすらこなす方が多いと思いました。

 

心当たりがあったりしました。

発症時期付近に新しいバンド加入の話があったりで覚える曲数が増えたり、

また普段は音楽というよりはスポーツ的に捉え、カフェイン錠剤を飲み夜通し速弾きやストレッチフレーズをひたすら弾いていました。

弾いて楽しかったというより不安を取除くように指だけ動かしていました。

 

根本的に楽しむというよりは修行的に楽器を弾いていたのでバチでも当たったのかと

 

>>症状と治療 - とあるギター弾きのジストニア忘備録